ノード名とアクセス先名のどちらが失敗したか

IPv6 を有効にして全ノードが赤くなっても、IPv6 ノードそのものの故障とは限りません。サーバーが node.example.com で設定されていれば、コアはトンネル作成前にそれを解決します。一方、閲覧先ドメインは現在の DNS とルールに従います。前者の失敗は全サービスのタイムアウトに見え、後者は既存ノード接続が残ったまま発生できます。

コアログでサーバー名、lookup、no such host、タイムアウト、DNS の送信先を確認します。公開時は本物のノード名とトークンを伏せ、OpenClash とファームウェアの版、エラー種別、再現手順を残します。

境界:dns.ipv6: false は AAAA 応答に影響しますが、ルーターの IPv6 ルートやノード名のブートストラップ確認を代替しません。

比較できる証拠を保存する

設定とオーバーライドを保存し、正常時と異常時に変えた一項目を記録します。Fake-IP、TUN、SmartDNS、複数上流を一度に変更しません。OpenClash 再起動直後のログは、繰り返し再読込する前に保存します。

  1. WAN/LAN の IPv6 アドレスと既定ルートを確認します。
  2. ルーターからノード名の A と AAAA を調べます。
  3. IPv4 DNS と IPv6 DNS を個別に指定して比較します。
  4. コア起動前後の応答を比較します。
  5. IPv6 DNS 捕捉だけを一時停止して変化を見ます。

nslookup node.example.com は基本観察に使えますが、BusyBox の機能差があります。同じ名前と同じ上流を変更前後で比較することが重要です。

ブートストラップとノード専用 DNS を確認する

default-nameserver は後続 DNS サービス名などを解決する起点で、公式資料は IP 形式の指定を求めます。proxy-server-nameserver はプロキシノード名専用です。未作成のトンネル経由でしかノード名を解決できない設定は循環依存です。

YAMLdns:
  enable: true
  ipv6: true
  default-nameserver: [1.1.1.1, 8.8.8.8]
  proxy-server-nameserver:
    - https://1.1.1.1/dns-query
  nameserver:
    - https://dns.google/dns-query

これは項目関係の例で、各 ISP からの到達性を保証しません。ルーターがプロキシなしで到達できる起点を選び、暗号化 DNS の名前自体も解決が必要だと考えます。LuCI 保存後は最終生成 YAML を確認します。

IPv6 上流と捕捉経路を追跡する

ISP からルーターが IPv6 DNS を受け取り、LAN 端末は RA/DHCPv6 で別の DNS を得る場合があります。SmartDNS、dnsmasq、OpenClash、Private DNS が重なると IPv4 と異なる経路になります。端末、ルーターポート、ローカル DNS、上流の順序を明確にします。

層主な原因確認
IPv6 上流ルート・FWそのサーバーへ A/AAAA 問合せ
ノード名プロキシへの循環依存直達専用 DNS
LAN 端末ルーター DNS 回避RA・Private DNS・パケット
Fake-IP本機問合せを誤捕捉コア停止・起動で比較

一層を止めて復旧することは診断材料です。上流不能、53 番の誤捕捉、Fake-IP の混入、ルール漏れのどれかまで絞ってから恒久修正します。

v0.47.133 報告を一般化しない

公式 Issue #5251 は OpenClash v0.47.133 と特定 ImmortalWrt の環境で、ルーター自身から公開 IPv6 DNS への問合せが捕捉され Fake-IP を受け取り、ノード名解決が失敗した事例です。Issue はクローズ済みです。この経路が存在した証拠にはなりますが、全バージョン共通の原因ではありません。

版、ログ、パケット経路が異なるなら回避策をそのまま使わず、現行のリリース情報と生成済みルールを確認します。

生成規則を恒久的に手編集しない:再起動や更新で再生成されます。暫定変更は必ず記録して戻せるようにします。

再起動後の受け入れ確認

DNS サービス、OpenClash コアの順に再起動し、古いキャッシュを避けます。起点 DNS でノード名が解決できること、ノード接続、A/AAAA 応答、LAN 端末の経路、ルールモードの直結・プロキシ先を順に確認し、高度な DNS 部品は一つずつ戻します。

項目は OpenClash 公式 default.yamlと Mihomo DNS 資料を参照し、Issue #5251はバージョン限定事例として扱います。

IPv6 を切れば動く、ではなく、各問合せ経路を説明でき、未作成トンネルへの依存がなく、ルーター再起動後も正しいことが完了条件です。

公式情報源とバージョン範囲

バージョン番号、ファイル名、画面表示は更新で変わる場合があります。作業前にリンク先の公式資料を確認してください。