この記事は、OpenWrt LuCI上のOpenClash v0.47.156とMihomoコアに、単一の vmess:// 共有リンクを追加する作業だけを扱います。Clash for Windows、Clash Verge Rev、FlClashの取り込み画面には適用できません。旧版OpenClashでは表示名や解析機能が異なる場合があります。

vmess:// は通常、サーバー、ポート、UUID、トランスポート、TLSなどを含む1ノード分の情報です。一方、https:// のサブスクリプションURLはOpenClashが取得・更新できるリモート入口です。ノードリンクをダウンロード可能なURL欄へ貼るだけでは、リモートプロファイルになりません。

手元のデータ意味この記事での処理
vmess://…単一VMessノードの共有リンクオンライン変換を有効化、またはサーバーノード画面でローカル取り込み
https://…リモート購読・設定URL通常はConfig Subscribeへ直接追加
.yaml / .yml作成済み設定ファイル設定管理からアップロード。この記事の対象外

選択肢は2つです:オンライン変換は簡単ですが、変換サービスに共有情報が渡ります。v0.47.156のローカル取り込みはLuCIページ内でリンクを解析してフォームに反映するため、第三者の変換サービスは不要です。私用・自前ノードには後者が適しています。

完全なVMess共有リンクはパスワード同様に扱います。公開検索、フォーラム、オンラインYAMLチェッカー、トラブル報告の画像へ貼らないでください。ここでは伏せ字だけを使います。

伏せ字の例vmess://REDACTED
  1. 使用権限があり、信頼できるサーバーまたは事業者から得たリンクか確認します。
  2. 現在有効なプロファイル名、OpenClashの状態、接続できる既存ノードを記録します。
  3. オンライン変換を使うなら、運営者とログ方針を確認します。確認できなければローカル取り込みを選びます。
  4. リンクを公開してしまった場合は、先に認証情報を失効・再発行します。

1ノードでも機密情報です:VMess UUIDは認証情報で、ホスト名、ポート、SNI、WebSocket Host、パスも含まれる場合があります。表示名だけを隠しても安全ではありません。

方法1:Config Subscribeでオンライン変換を有効にします

OpenClash v0.47.156の購読編集画面は、Subscribe Convert Online を有効にした場合に限り、Subscribe Address がSS、SSR、VMessなどのノードリンクを受け付けると説明しています。変換サービスはリンクを受信するため、自分で運用するか、十分に確認したサービスだけを使います。

  1. Services → OpenClash → Config Subscribeを開き、今回専用の項目を作成します。
  2. 判別しやすい別名を付け、完全な vmess:// リンクをSubscribe Addressへ1本だけ入力します。最初から既存購読へ混ぜないでください。
  3. Subscribe Convert Onlineを有効化し、確認済みのConvert Addressを選びます。画面のプリセットはプライバシー保証ではありません。
  4. 保存後に一覧へ戻り、その行を更新するか、下部のUpdate Configを実行します。Update Configは設定を保存し、OpenClashを有効化して起動するため、短時間切断する場合があります。
  5. 完了を待ち、プロファイルとVMessノードが生成されたことを確認します。

画面にも情報漏えいリスクの警告があります:オンライン変換はルーター内のオフライン処理ではありません。相手を確認できない変換サービスには送信しないでください。

方法2:サーバーノード編集画面でローカル取り込みします

変換サービスへ渡したくない場合は、OpenClashのサーバーノード編集機能を使います。v0.47.156には SS/SSR/VMESS/TROJAN URL とImportボタンがあり、共有リンクの貼り付けを求めます。ページソースの parseVmess がブラウザー内で解析してフォームを埋めます。この操作は第三者変換を必要としませんが、保存後の認証情報はルーター設定に保存されます。

  1. Services → OpenClash → Config Manageを開き、対象YAMLのActionsでServers Manageを選んでApplyを押します。
  2. Servers & Groups manageで、画面の指示どおり編集前にRead Configを押し、Proxies欄で1件追加します。
  3. 新しい項目の SS/SSR/VMESS/TROJAN URL 行でImportを押し、完全な vmess:// を貼ります。成功表示は解析成功だけを意味します。
  4. Config Fileが先ほど選択した設定のままか確認します。全設定への追加は本当に必要な場合だけ使います。
  5. 対象設定に実在するProxy Groupを選びます。未作成のグループ名を入力しないでください。
  6. 全項目を確認してCommit Settingsで保存します。Servers & Groups manageへ戻ってApply Settingsを押し、対象YAMLへ書き戻してから実行中の設定を再読み込みします。

単一の私用ノードにはローカル取り込み:元リンクを変換サービスへ送らず、単一ノードが自動更新の購読として扱われることもありません。認証情報が変わったら手動更新または再取り込みが必要です。

保存前にVMess項目を照合します

v0.47.156の取り込み処理は一般的なV2RayN Base64 JSONを先に解析し、次にURI形式のVMessAEADも試します。既知の項目をフォームへ反映し、一部の未知の単純値は「その他のパラメーター」へ移しますが、未知のオブジェクトをすべて再構成するわけではありません。サーバー情報とMihomoのVMess文書を基準に照合します。

確認項目主な元キー不一致時の症状
サーバー、ポート、UUIDadd、port、id名前解決、接続、認証の失敗
暗号化方式、Alter IDscy / encryption、aidハンドシェイク失敗。推測で変更しない
TLS、SNI、フィンガープリントtls / security、sni、fpTLSまたは証明書エラー
トランスポートnet / typeTCP、WebSocket、HTTP/2、gRPCの不一致
パス、Host、サービス名path、host、serviceNameホストへ到達してもプロトコルが失敗
設定・グループ範囲OpenClashフォーム保存したノードが有効設定に現れない

証明書検証の初期値を必ず確認:v0.47.156の新規ノード画面では skip-cert-verify の初期値が true です。VMess取り込み処理は、リンクにinsecure指定がない場合も自動で false にしません。信頼できる元設定が検証スキップを要求していなければ、保存前に手動で false へ変更します。画面の初期値をサーバー要件と解釈しないでください。

一度適用し、ノード一覧と実通信で検証します

  1. 購読またはノードを保存したら、設定の更新・適用を1回だけ実行し、OpenClashが実行状態へ戻るまで待ちます。
  2. 起動ログで最初に出たプロファイル解析、グループ、VMessエラーを確認します。更新を連打しないでください。
  3. 新ノードが指定した設定とグループにあるか確認します。見つからなければTLSより先に追加範囲を見直します。
  4. 新ノードを手動選択して実際の通信を1回行い、接続ログの最終ノードとエラー種別を確認します。
  5. 以前動いていたノードへ戻して再試験し、新ノード固有の問題かルーター全体の問題かを分けます。

遅延テスト成功は、その時点で検査先へ到達できたことだけを示します。OpenClashが起動し、ノードが正しい設定とグループに入り、実通信で使われ、元ノードへ戻せることが完了条件です。

表示されるが接続できない場合:UUID、ポート、TLS、SNI、トランスポートをサーバーと照合します。DNS、Fake-IP、TUN、コア、モードを同時に変えないでください。

失敗時は今回追加した項目だけを切り戻します

症状最初の確認対処
購読更新に失敗オンライン変換が無効信頼できる変換先を使うかローカル取り込みへ変更
無効な形式と表示完全な vmess:// か信頼できる元から再コピーし、復号内容を公開しない
解析成功だがノードがないConfig FileとProxy Group有効設定と実在グループを選び再適用
ノードはあるが接続不可サーバー、UUID、TLS、SNI、伝送方式サーバーと照合し、一度に1項目だけ変更
更新後に起動しない起動ログ最初の解析エラー今回の項目を削除し元設定へ戻す

ローカル方式を切り戻すときは今回のサーバーノードだけを削除し、Servers & Groups manageへ戻ってApply Settingsを再度実行し、削除結果を対象YAMLへ書き戻してから実行設定を再読み込みします。オンライン方式は元の有効設定へ先に戻し、今回のConfig Subscribe項目を無効化・削除します。ただし、これだけでは生成済みYAMLは消えません。本当に今回だけのファイルなら、非アクティブであることを確認し、バックアップを保存してからConfig Manageで個別に削除します。元の購読や全ノードは削除しません。

信頼できない変換先へ送った場合、OpenClashから消しても情報開示は取り消せません。サーバー側でUUIDなどを更新します。関連項目はサイトのダウンロードページで確認できますが、クライアント変更では誤ったVMess項目は直りません。

公式情報源とバージョン範囲

バージョン番号、ファイル名、画面表示は更新で変わる場合があります。作業前にリンク先の公式資料を確認してください。