三つのスイッチの違い:アプリの起動と接続の成功は別
「FlClash 自動起動」で調べていると、アプリを自動で開くこと、ウィンドウを隠すこと、プロキシの動作を自動で開始することを混同しがちです。この記事ではWindowsにログインした後、FlClashを自動で開く設定だけを扱います。サブスクリプション、ノード、DNS、TUNは変更せず、ほかのClashクライアントのメニューも当てはめません。
対象は、メンテナンスが続いているFlClash v0.8.98のWindows 11向け正式版、amd64(x64)またはarm64です。固定バージョンで確認した日本語UIのラベルと、対応する英語ラベルを併記します。公式版をインストール、または完全に展開済みで、手動では正常に起動できることが前提です。macOS、Linux、Androidの自動起動手順ではありません。インストーラー版とZIPのポータブル版で、この設定の仕組みは共通です。ポータブル版は今後も利用できる固定のフォルダーに置き、圧縮ファイルのプレビューから直接実行しないでください。
| スイッチ | 設定する内容 |
|---|---|
| 自動起動 Auto launch | 現在のプログラムを、現在のWindowsユーザーのログイン時に起動するよう登録します |
| サイレント起動 Silent launch | 起動時にウィンドウを隠し、バックグラウンドで動作させます。この設定だけではログイン時の起動は登録されません |
| 自動実行 Auto run | アプリの初期化時に実行状態へ移るかどうかの判断に使われます。Windowsにアプリを自動で開かせる設定ではありません |
このバージョンの新規設定では、三つとも初期値はオフです。ただし、以前の設定を引き継いだ場合やバックアップを復元した場合は異なることがあります。「自動起動」だけをオンにしても、「自動実行」、システムプロキシ、TUNは同時には変更されません。既存の設定で動作が再開するか、通信できるかは別に確認が必要です。ウィンドウが表示されたことだけを、プロキシ接続が成功した証拠にしないでください。
ツール画面からアプリケーションを開き、自動起動を有効にする
普段使っているWindowsアカウントで、今後も使う予定の場所からFlClashを開きます。この操作のためにタスクを作成したり、スタートアップフォルダーにショートカットを追加したり、レジストリを編集したりする必要はありません。
- 「ツール」(
Tools)画面を開き、「設定」(Settings)のグループを探します。ここでの「設定」はグループの見出しであり、もう一度クリックして開く独立した画面ではありません。 - 「アプリケーション」(
Application)をクリックし、「自動起動」「サイレント起動」「自動実行」の元の状態を控えます。 - 「自動起動」(
Auto launch)をオンにします。最初の確認では「サイレント起動」(Silent launch)をオフにしておくと、ウィンドウを確認しやすくなります。「自動実行」(Auto run)とほかのプロキシ設定はそのままにします。 - すぐにアプリを終了したり、スイッチを繰り返し切り替えたりしないでください。設定の同期を待ってからツール画面に戻り、アプリケーション設定を開き直して、自動起動がオンのままか確認します。
この画面に、最後にまとめて押す「保存」ボタンはありません。スイッチで設定が更新され、その後に自動保存とWindowsのスタートアップ登録の非同期処理が行われます。「何秒待てば必ず成功する」という決まった待ち時間はなく、スイッチがオンでもシステムへの登録が成功したとは限りません。画面で状態を確認した後、次の手順でログインし直して検証します。
自動起動するのは、ログインした後です。このバージョンは現在のユーザーのスタートアップに登録するもので、ログイン前から動作するシステムサービスではありません。自動起動の設定だけを目的に、サービスをインストールしたり、管理者として起動したり、UACを無効にしたりしないでください。組織が管理する端末でブロックや権限エラーが出た場合は、まず管理上の制限を確認します。
同じアカウントでログインし直し、自動で開くか確認する
ほかのアプリで作業中の内容を保存してから、サインアウトして同じWindowsアカウントでログインし直すか、再起動後にログインします。画面をロックして解除するだけ、あるいはウィンドウを閉じてから手動でアイコンをクリックするだけでは、この確認の代わりになりません。デスクトップが表示されても、最初はFlClashを手動で開かないでください。手動起動を自動起動の成功と取り違えないためです。
Windowsはログイン時の起動処理を遅らせる場合があるため、デスクトップが表示された直後にウィンドウがないだけで失敗と判断しないでください。ウィンドウと通知領域を確認し、サイレント起動がオンの場合は隠れているトレイアイコンも見ます。必要ならタスクマネージャーでアプリが動作しているかを確認し、トレイから画面を開きます。最初の確認ができてから、好みに応じてサイレント起動を元に戻すか有効にします。
- アプリは開いたが、Webページを表示できない:自動起動とネットワーク接続は別の問題です。元の設定と実行状態を確認してください。ノードの問題を解決するためにスタートアップ登録を作り直す必要はありません。
- 待っても起動しない:同じアカウントか、アプリ内のスイッチが保持されているか、手動起動は正常か、プログラムの場所が変わっていないかを確認します。Windowsの「設定 → アプリ → スタートアップ」にFlClashの項目があれば、有効になっているかも確認します。ほかのアプリをまとめて有効にしないでください。
- ポータブル版のフォルダーを移動した:新しいフォルダーから必要なファイルがそろったFlClashを開き、自動起動を一度オフにして同期を待ち、再びオンにします。その後、ログインし直して確認します。登録に使われるのは実際の実行ファイルの場所であり、常に最新版を指す共通のダウンロード名ではありません。
この記事は固定バージョンの実装を照合した手順で、過去のWindowsに関する個別の不具合報告を、現在のバージョン全体の問題とは扱っていません。セキュリティソフト、会社の管理ポリシー、別のユーザーアカウントが関係する場合は、具体的なメッセージとプログラムの場所を先に記録します。権限とノードを同時に変えながら試さないでください。
不要になったら、FlClash内で自動起動をオフにする
「ツール → 設定グループ → アプリケーション」に戻り、「自動起動」をオフにします。同期が完了するのを待ち、オフの状態を確認してください。サイレント起動を今回の確認のためだけに変更した場合は、控えておいた元の状態に戻します。自動実行や、正常に使えているプロキシ設定を一緒に消す必要はありません。
Windowsのスタートアップアプリ一覧で無効にするだけでなく、まずアプリ内でオフにしてください。このバージョンは起動するたびに、アプリ内に保存された自動起動の状態をスタートアップ登録へ同期します。アプリ内の設定がオンのままだと、後でFlClashを手動で開いた際に、システム側の登録も再び有効になる場合があります。オフにした後も同じアカウントでログインし直し、この設定によって自動で開かなくなったことを確認します。
自動起動をオフにしても、動作中のアプリはすぐには終了しません。変わるのは次回以降のログイン時の動作で、サブスクリプションも削除されません。次のログインでも開く場合は、別の場所にあるFlClashや、以前自分で設定した別の起動方法がないか確認します。同名のタスクをすべて削除したり、レジストリを消去したり、システムの安全対策を無効にしたりしないでください。
確認の基準は簡単です。オンにした後は同じアカウントへのログインでアプリが自動で開き、オフにした後は同じ操作でこのスタートアップ項目からは開かなくなることです。変更するのは自動起動と、確認のために一時的に変えたウィンドウ表示設定だけです。パッチのダウンロード、コアの交換、コマンドの実行は必要ありません。
公式情報源とバージョン範囲
- FlClash v0.8.98 公式リリース
- 固定ソース:ツール画面のアプリケーション項目
- 固定ソース:自動起動・サイレント起動・自動実行
- 固定ソース:実行ファイルのパスと自動起動状態の同期
- 固定ソース:起動時の設定同期とウィンドウ表示
- 固定依存ライブラリ:Windows のユーザー別自動起動登録
- Microsoft:Run 項目のログオン実行と遅延
- Microsoft:Windows のスタートアップアプリ設定
バージョン番号、ファイル名、画面表示は更新で変わる場合があります。作業前にリンク先の公式資料を確認してください。