画面の操作とプロキシの切り替えを区別する
Clash Verge Revがバックグラウンドで動作しているとき、接続を確認するたびにトレイアイコンを探すのは手間です。ホットキーを使えば画面を呼び出せます。ただし「ダッシュボードを開く/閉じる」と「システムプロキシを開く/閉じる」は別の操作なので、設定する行を間違えないようにします。
対象はインストール済みのClash Verge Rev v2.5.2、Windows 10/11、x64またはARM64です。項目名は同バージョンの日本語表示で確認しています。現在も開発されているプロジェクトであり、開発が終了したClash for Windowsとは異なります。この記事では画面の表示だけを扱い、サブスクリプション、ノード、TUN、プロキシモードは変更しません。追加のパッチも不要です。
「設定 → Verge基本設定 → ホットキー設定」を開きます。以下は「ダッシュボードを開く/閉じる」が未設定の場合の例です。すでにキーがある場合は上書きせず、元の組み合わせを記録してください。「グローバルホットキーを有効にする」の状態も控えます。
入力欄を選び、実際にキーを押して保存する
入力欄はキー操作を記録するもので、ショートカット名を文字として入力する欄ではありません。ここではCtrl + Alt + Kを例にしますが、既定値でも、どのPCでも空いている組み合わせでもありません。
- ほかの操作に同じ組み合わせが割り当てられていないか確認します。二つの操作で同じキーを使わないでください。
- 「ダッシュボードを開く/閉じる」の入力欄をクリックし、
CtrlとAltを押しながらKを押します。その後、すべて離します。 - 表示されたキーを確認します。確定のつもりで入力欄内でEnterを押すと、Enterが新たに記録される可能性があります。
- ほかのアプリが前面にあるときも使うなら「グローバルホットキーを有効にする」をオンにし、マウスで「保存」をクリックします。エラーが出た場合は完了扱いにしません。
グローバル設定は全項目に影響します:システムプロキシ、TUN、モード変更の割り当てがある場合、それらの実行範囲も変わります。既存の用途が分からない場合は編集をキャンセルし、画面を呼び出すためだけにすべての操作を有効化しないでください。
最小化してから、一度だけ押して確認する
エラーなく保存できたら設定を開き直し、キーとグローバル設定が残っていることを確認します。設定ダイアログを閉じ、最小化ボタンでメイン画面を最小化して、通常の別アプリを前面にします。組み合わせを一度押して離し、ダッシュボードが表示されるかを確かめます。
この操作は表示と非表示の切り替えであり、常に画面を前面へ移す操作ではありません。v2.5.2では画面が表示状態なら、フォーカスがなくても非表示にする処理へ進みます。非表示または最小化の状態で初めて表示・アクティブ化を試みます。短時間に二度押して最後の状態だけを見ても、正しく判定できません。
グローバルをオフにしても削除にはなりません:この版では、メイン画面が表示されてフォーカスを持つ場合に実行範囲が制限されます。割り当てや登録を削除する意味ではありません。別アプリから呼び出すならスイッチを確認し、不要な組み合わせは個別に削除して保存します。
アプリ本体は動作中である必要があります。完全に終了したClash Verge Revを、そのアプリ自身のホットキーで起動することはできません。Windowsのショートカットファイルに設定する起動キーとは別の機能です。
反応しないときは症状ごとに切り分ける
| 症状 | 最初に確認すること | 対応 |
|---|---|---|
| 記録されたキーが違う | 入力欄の選択と押したキー | 再入力し、すべて離して表示を確認する |
| 保存時にエラーが出る | エラー全文、重複割り当て、他アプリの設定 | 競合しない組み合わせを試す。ノード変更は不要 |
| Vergeが前面のときだけ動く | グローバル設定がオンで保存されたか | スイッチと他アプリでの同じキーの用途を確認する |
| 押すと画面が消える | 押す前から表示状態だったか | 最小化した状態から一度だけ試す |
入力方式、画面キャプチャ、ランチャー、エディターなどでもショートカットは使われます。ただし反応がないだけでは、どのアプリが競合しているかは分かりません。それぞれの設定を見て、一度に一組だけ変更します。セキュリティソフトの停止、ネットワークの初期化、サブスクリプションの再登録は必要ありません。
登録に失敗するとエラーが画面へ返りますが、文言はOSや失敗原因によって異なり、競合相手の名前が必ず分かるわけではありません。保存できても、他アプリ内の通常のショートカットと用途が衝突する場合があります。保存エラー後は元の登録がすべて自動復元されたと思い込まず、エラーを控えて既存のキーも再確認してください。
使わなくなったら、この行だけ削除する
- 「ホットキー設定」に戻り、「ダッシュボードを開く/閉じる」の右側にあるごみ箱アイコンを押して、キー表示が空になったことを確認します。
- 今回グローバル設定を変え、ほかの用途を追加していない場合は、記録しておいた状態に戻します。
- 「保存」を押し、エラーがないことを確認してから設定を開き直します。
- 画面を最小化し、別の通常アプリを前面にして元の組み合わせを試します。画面が開かなくなったことと、ほかの既存キーを確認します。
ごみ箱を押すだけでは編集中の値が変わるだけなので、保存が必要です。保存を試す前なら新しい入力をキャンセルできます。ただし保存エラー後のキャンセルは、動作中の登録すべての復元を保証しません。元々割り当てがあった場合は記録したキーに戻し、全項目を消さないでください。
まずは目的が明確な画面操作を一つだけ使いましょう。ほかの操作を追加するときは、その影響を個別に確認すれば十分です。
公式情報源とバージョン範囲
- v2.5.2 公式リリースと Windows インストーラー
- Verge 基本設定のホットキー項目
- 設定画面:グローバル切り替え・保存・エラー
- キー入力の記録と個別の割り当て削除
- 登録処理・フォーカス判定・更新順序
- 表示・非表示・最小化されたウィンドウの処理
バージョン番号、ファイル名、画面表示は更新で変わる場合があります。作業前にリンク先の公式資料を確認してください。