画面を撮る前に、必要なログの種類を確認する

起動、サブスクリプション更新、接続で問題が起きたとき、「ログを見せてください」と言われることがあります。設定フォルダー全体を送るという意味ではありません。Clash Verge Rev のアプリログと Mihomo のコアログは記録する段階が異なり、別のファイルでは問題に関係する情報が見つからない場合があります。

対象は公式のClash Verge Rev v2.5.2、Windows 10/11、x64 または ARM64で、日本語 UI を基準に英語名も添えます。Rev は保守中のプロジェクトであり、開発が終了した Clash for Windows とは別です。設定画面を開けることを前提に、既存のログだけを取得します。アプリが全く開かない場合や別バージョン・開発ビルドでは、ここから固定の保存先を推測しないでください。

サイドバーのログ画面はコアメッセージを見る場所です。絞り込み、一時停止、クリアはアプリログの書き出し操作ではありません。「診断情報をエクスポート」も、以下のファイルコピーとは別機能です。記録レベルはそのままにし、ログを探すためだけに Debug へ変更したり古い記録を削除したりしません。

「Verge詳細設定」から実際の保存先を開く

  1. 設定画面で「Verge詳細設定」(Verge Advanced Setting)を探します。
  2. 「ログディレクトリを開く」(Open Logs Dir)を選び、現在のアプリが使用するフォルダーを開きます。
  3. logs ディレクトリであることを確認し、ファイルを移動・改名せずに内容を見ます。
  4. 問題が発生したローカル時刻とタイムゾーンを記録します。別アカウントや以前のインストールのログと混同しないでください。

他人の絶対パスをコピーするより、アプリの操作で開くほうが確実です。Windows アカウントやポータブル構成によってデータの場所は変わり、インストール先の隣にあるとは限りません。以下は今開いたログフォルダーからの相対パスで、ドライブのルートに作成するフォルダーではありません。

名前はバージョンに合わせて判断:公式の取得ガイドには日付と最大の連番でファイルを選ぶ説明が残っています。v2.5.2 の実装は現在のログに latest を使い、ローテーション済みファイルも保持します。以前の命名形式がないことだけで、ログが失われたとは判断できません。

latest.log と service のログを区別する

相対パス主な対象確認する内容
latest.logClash Verge Rev アプリのログ起動、設定処理、アプリ層の関連エラー
service/service_latest.logサービスモードのコアログ障害時刻に対応するコアの出力
sidecar/sidecar_latest.logsidecar 実行のコアログ現在書き込まれているか、時刻が合うか

フォルダーがあるだけで現在の実行モードを判断しないでください。以前の切り替えで両方が残っている場合があります。障害時刻、更新日時、ファイル内の記録を照合します。判別できなければその旨を説明し、両方をローカルで比較用に残します。ログを出すためだけにサービスや TUN を切り替える必要はありません。

latest は現在の書き込み先であり、障害の全履歴があるという保証ではありません。ローテーションにより、少し前の記録が隣の古いファイルに入ることもあります。過去の障害なら同じディレクトリの該当時間帯も確認し、最後のエラー行だけでなく必要な前後の記録をコピーします。

時刻を記録して一度再現し、非公開の場所へコピー

まず作業内容を保存します。決済、二重送信などの副作用がない場合だけ、同じ操作を一度再現し、時刻、操作、期待した結果、実際の結果を記録します。安全に再現できなければ既存の記録を使い、条件を説明してください。ログのために危険な操作を繰り返してはいけません。

  1. 関連する記録が出力されたら、その時間帯を含むファイルを選びます。
  2. 公開共有していない自分のフォルダーへコピーし、元の場所は変更しません。
  3. 信頼できるローカルのテキストエディターでコピーを開き、時刻・内容・エラーの前後を確認します。空のファイルや別の古い障害ではないか確かめます。
  4. 共有用のコピーをさらに作り、機密情報を伏せます。未変更のコピーは自分の確認用に保管します。

書き込み中のログをコピーしても、取得できるのはコピー時に読み取れた内容だけで、セッション全体のスナップショットではありません。必要なイベントがまだ入っていなければ再度コピーして確認します。「最初からやり直す」ために原本を消さないでください。この記事では記録レベルや保持数を変えないため、それらを戻す作業もありません。

秘密を伏せつつ、問題を追える文脈は残す

サブスクリプション URL 全体、Token、パスワード、UUID、認証ヘッダー、Cookie、ノードのサーバーアドレス、IP、Windows ユーザー名を含むパスを確認します。すべてのログに全部が含まれるとは限りませんが、あれば公開前に処理が必要です。リンクは複数行やエラーメッセージにも現れるため、画像中の Token 一つを隠すだけでは足りません。

伏せた値には [REDACTED] を使い、同じノードは NODE_A のように統一します。時刻、順序、エラーの種類、必要な前後関係は残してください。重要なエラー行ごと消したり、加工済みの内容を未変更の原本と呼んだりしません。最後に機密値を再検索し、ファイル名、画像、貼り付けプレビューも確認します。

ログはそのまま公開できるとは限りません:profiles 全体や未確認のデータディレクトリをアップロードせず、出所不明のオンライン加工サービスにも原本を渡さないでください。秘密や認証リンクが公開済みなら提供元で無効化・再発行します。投稿の削除だけでは未コピーを保証できません。

公式へ報告する前に、現在のテンプレートも確認します。今回確認したものはログファイルの添付ではなく、内容の貼り付けを求めています。必要な時間帯を加工した内容と、アプリ・OS のバージョン、タイムゾーン、再現手順を用意します。既存の記録だけでは保守担当者が求める Debug ログを満たさない場合があります。追加要求は別途確認し、設定一式を代わりに送らないでください。

公式情報源とバージョン範囲

バージョン番号、ファイル名、画面表示は更新で変わる場合があります。作業前にリンク先の公式資料を確認してください。